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2010年12月31日金曜日

日本版心肺蘇生法ガイドライン2010~ポイントと変更点について~



来る2011年1月27日19時より

広島大学大学院医歯薬学総合研究科 谷川攻一教授による

「日本版心肺蘇生法ガイドライン2010~ポイントおよび変更点について」

をUSTREAMにて広島大学より中継いたします.

視聴URLは http://www.ustream.tv/channel/medical-net

参考資料はJRC日本蘇生協議会のHPよりDLしてください.
http://jrc.umin.ac.jp/

また,事前にご質問ご意見をお受けします.下記までご連絡ください.

twitter @qqcase
e-mail medicalnet2010@gmail.com

よろしくお願いします.

2010年12月30日木曜日

USTREAM配信機材

USTREAM配信図



















救急ケースカンファレンスで使用している機材です.

この組み合わせはスカイプのビデオ機能を利用できるので,意見をtwitterからだけではなくスカイプで音声でも参加可能です.

配信用に使用しているソフトはUSTREAM PRODUCER PROです.
(調子が悪い時はUSTREAM BROADCASTERを使用)

映像関連
ビデオカメラは2台用意しました.
1台は,演者用に固定.もう一台はフロアからの質問等を撮影するものです.
1台スカイプ用に用意しました.
ビデオカメラの映像はRCAケーブルで,PCはRGBケーブルで,ビデオミキサー(EDILROL V-8)に接続します.
V-8はRGBケーブルを直接つなぐことができるので便利です.

入力された映像を,USBビデオキャプチャーで配信用PCに流します.

発表内容は,演者にいただいたPPTファイルを配信用PCで,USB外付けモニターに出したものをスクリーンキャプチャーしてバーチャルカメラと認識させています.

音声は4系統で,ワイヤレスマイク3本,スカイプの音声をPCから,USBオーディオインターフェイスに入力し,配信用PCにUSBで接続しています.

配信用PC インテルCore i7 640M メモリ8GB SSD120GB
ビデオミキサー EDIROL V-8
オーディオインターフェイス YAMAHA  AUDIOGRAM6
ワイヤレスマイク CWM801S/CWT804LS

2010年12月11日土曜日

2010年11月24日UST配信カンファレンスコメント

この度,2010年11月24日に配信したカンファレンスにコメントをいただきました.
スカイプで登場していただいたA先生(@aquanimitas)です.
このようなフィードバックがあると大変勉強になります.

ありがとうございました.

症例1
① スライド全てはフォロー出来ていないのですが、SIRSの基準を満たし、CK 78300、AST /ALT ↑ LDH ↑ BUN,Cr ↑ CRP 35.5、血液ガスは「metabolic acidosis + resp. alkalosis,  AG ↑」であったと思います。
レジオネラはとても組織破壊性の強い菌で、市中肺炎の起炎菌の中でも臓器障害や横紋筋融解症を合併しやすいと言われます。(1~3)
また、AG開大を伴うmetabolic acidosis + resp. alkalosis は、「肺炎+Sepsis+筋破壊」にピッタリです。血培を採って、レジオネラ尿中抗原の迅速検査を出されていたと思いますが、素晴らしいです。
肺炎の起炎菌のうち「肺炎球菌」と「レジオネラ」は、組織破壊の強さと速さでは双璧です。その二つの菌について尿中抗原の迅速検査が開発されたのは、臨床の現場、特にER内での必要性というincentiveが働いたと思います。
CRPと白血球数で感染症の有無や重症度を判断してはいけないと言われますが、この両者のように組織傷害性が強くて速い場合は、重症度の指標として有用です。(4)

② 統合失調症の患者さんで大量の内服薬を服用中の方は、消化管の運動不全を生じ易く、それだけでも compromised host として捉えてよいと思います。

1)レジオネラ肺炎65例における重症合併症とその治療成績 日呼吸会誌, 47(7): 558-568, 2009
2)横紋筋融解症を合併した市中肺炎 日呼吸会誌, 43(12): 731-735, 2005
3)レジオネラ肺炎:市中肺炎としての散発25例の臨床的検討 日呼吸会誌, 40(11): 875-883, 2002
4)Contribution of C-reactive protein to the diagnosis and assessment of severity of community-acquired pneumonia. Chest, 125(4):1335-1342,2004.