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2010年9月30日木曜日

9月22日視聴者数など

9月22日に放送させていただきました「第20回救急カンファレンス」の視聴者数などは以下の通りです.

ユニーク視聴者数 88人
視聴時間 64時間45分

2010年9月22日水曜日

2010/9/22 救急カンファレンス 第1席

施設入所中の66歳女性  
誤嚥性肺炎の疑いで紹介されましたが・・・ 
































 質疑応答

救急ケースカンファレンス
肺塞栓症
Q一度目の救命救急センターを退室するときの診断は?
A診断ついておらず、血液培養の結果待ち。呼吸状態が改善したため転棟した。
Q喘息がひどくなったのか
A喘息も疑い塩酸プロカテロール吸入したが、呼吸状態安定せず、気管支鏡でも気道の狭窄なく、喘息以外にもなにか他の疾患があるのではと疑っていた。
Q気管支鏡では上気道には問題はなかったのか。
A喉頭部にほっせき腫脹がある程度で狭窄は認めなかった。
Q胸部写真で左上肺野が黒く抜けているのでは。
Q挿管時、分時換気量、死腔換気率は?換気量は大きかったのか。
A呼吸数は25/mn程度で頻呼吸であったと思われるが、換気量は不明である。
Q呼吸苦の出現前に症状はなかったのか。
A入院された時は、飲水後にSpO2低下。それ以外の情報再入室したときには息がしにくいという訴えはあったが、その他の胸痛等は訴えていなかった。認知症もあり、本人の訴えにくい状態ではあった。
Q呼吸の状態は頭の問題も関係しているので、中枢神経症状はどうだったのか。
A頭部CTでは異常認めず、神経症状も正常であった。
Q最初に造影CTを撮らなかったのは腎機能低下があったからなのか。
A腎機能の問題はなかったが、肺塞栓症を疑いきれなかったため。最初はDダイマーの上昇は認めず、食事・飲水後呼吸状態が悪化していること、Wheezeを認めていたことから、誤嚥性肺炎、喘息のほうを考えていた。
Qメジャートランキライザーを飲まれている場合は肺塞栓症のリスクである。
Qなぜ肺塞栓症のときにWheezeを認めるのか。
Q血痰はあったか。
A血痰は認めなかった。
Q心エコーで所見はなかったのか。気管支喘息はあったのではないか。
A心エコーでは右室負荷等はなかった。
Qジュネーブスコアもあります。
Qショックに注目するべきなのか。
A実際にこの症例でも血圧の低下を認めていた。
Q自身もこのような症例には最初に造影CTをやるようにしたい。
 

2010年9月13日月曜日

フォローする

さて,ここまでで理論上twitterを利用する準備が終わりました.

おそらくこれを真剣に読んで下さる方たちは,twitter初心者の方たちですよね?

twitterを利用する上で次に大事なのはフォロー,フォロワーの関係です.

ここには,メーリングリスト(ML)経由でこられている方が多いと思うのでMLに例えて説明します.

まず,皆さんが何かしらのMLリストに登録することをtwitterでは「フォローする」といいます.
誰かが流したメールがtweetです.
それに対して,他の誰かがMLにメールを流せば,そのMLの参加者は同じ文面を読むことになります.
twitterではフォローした人のtweetを選択的にみることになります.


逆にいえば,twiiterのアカウントを作っただけではMLを作ったということに過ぎません.
ML参加者が自分一人だと,自分がMLに流したメールは自分しか読んでくれる人がいません.
あなたのMLに参加してくれる人たちをフォロワーといいます.
MLの内容が自分にとって意味のあるものならMLに参加し,そうでなければ参加しないでしょう.





では,フォローをしてみましょう.
まず,http://twitter.com/qqcase にアクセスします.






















画面のフォローするをクリックするとフォロー完了です.

tweetしてみる

twitterを利用して発言することをtweetするといいますが,日本語では「つぶやく」と訳されることが多いです.
メッセージ性が無いただの「つぶやき」を発信するためのサービスに世界中の人たちが1億人以上も利用するでしょうか?
twitterを利用している人たちの多くは,意思を持って発信される誰かの意見を探しています.
もちろん,利用する目的に制限はありませんので,「どこにいるよ」「何しているよ」だけでも,誰かにしてみたらものすごく意味のある情報かもしれません.

なので,ここではあえて「つぶやく」では無くて「tweetしてみる」とタイトルを書かせていただきました.

それでは,tweetしてみましょう.



1.登録したユーザー名,パスワードを入力してログインします.
登録の方法はコチラ

http://twitter.com/ にアクセスします.
















画面右上に「ログイン」とありますのでそこをクリックします.

2.tweetを書く
 いまどうしてる?の下のBOXに140文字以内に書き込むことができます.













  



書きこんでいくとBOXの右上の数字が減っていきます.
140文字以内で書き込んでみてください. 

3.「ツイート」をクリック

書き終わったらBOX右下にあるtweetをクリックして下さい.

















tweetできました!!


















まずは,テストなどと書いてやってみてもいいでしょう.
(あとで自分のtweetを削除することもできます)
tweetはネット上に公開されますが,建前として利用者はその情報の真偽を問いません.
情報が氾濫するネット上では,情報を取捨選択する能力が必要とされています.

参考用語:メディアリテラシー

情報が流通する媒体(メディア)を使いこなす能力。メディアの特性や利用方法を理解し、適切な手段で自分の考えを他者に伝達し、あるいは、メディアを流れる情報を取捨選択して活用する能力のこと。
従来は、電話や手紙などのパーソナル(コミュニケーション)メディア、新聞やテレビ・ラジオをはじめとするマスメディアといった伝統的なメディアの利用方法を知っていれば事足りた。
しかし、現在では、急激な技術の進歩によりインターネットや携帯電話などの新しい形態のメディアが台頭しており、こうした新しいメディアの利用にまつわるトラブルや混乱も頻発するようになっている。
このため、各メディアの本質を理解し、適切に利用する能力であるメディアリテラシーの重要性は日に日に高まっている。

twitterの登録などについて

皆様いつもお世話になっております.

この企画の相談にのってくださっている先生から,

ただ、50代60代の先生も多く「登録法がわからん!」「ツイッターのやり方がわからん!」
というメッセージが届きます。

という連絡を頂きましたのでまとめていきますので,ご参考にしていただければ...

.
1.アカウントを取得しましょう!!

twitterを利用するための準備を始めます.必要なのはあなたのメールアドレスだけです.
http://twitter.com/ にアクセスすると下のページが表示されます.





「登録する」
をクリック











2.アカウント取得に必要な項目を入力しましょう!!

すると次のような画面が現れます























上から順に埋めていきます.

名前:必ずしも実名である必要はありません.日本語でもいいです.

ユーザー名:ここには半角英数文字を用いてください

パスワード:任意で設定して下さい.6文字以上

メールアドレス:用意したメールアドレスを入力して下さい.

※ユーザー名はすでに使われていたら使えませんが,その時は表示されます.

すべて入力し,アカウントを作成するを押すと入力したメールアドレスに確認のメールが届きます.

3.確認メールで認証します.











「以下のアドレスをクリックすることにより、あなたのTwitterアカウントの登録確認が完了します」
という内容のメールが届きます.リンクをクリックして下さい.
これで,アカウントの作成が完了します.
もし,メールが届かない場合は迷惑メールフォルダに入っているかもしれませんので念のため調べてみてください.

ユーザー名がログインIDとなります.パスワードも忘れないようにしてください.


これで,twitterが利用できるようになります.


2010年9月1日水曜日

ケースカンファのインターネット配信要綱

救急ケースカンファのインターネット配信要綱

【目的】インターネットにより救急ケースカンファを生中継し全国に配信する.

【対象】研修医,勤務医,開業医,医学生,看護師,救急救命士等,すべての医療従事者を対象とする.

【方法】インターネットサービスUSTREAMを用いて,映像,スライド,音声を生中継する.また,インターネットサービスtwitterを利用することで,視聴者側からも発言することができる.
具体的には,視聴者はhttp://www.ustream.tv/channel/medical-net(現在,配信準備中)からアクセスし,救急ケースカンファの発表,質疑応答の模様をリアルタイムで視聴する.
視聴者から意見や質問がある場合は,視聴者がtwitterを使用して,視聴画面の横にあるコメント欄より発言する.なお,救急ケースカンファの情報は,このアカウントで随時配信される.

【予想される効果】
ウェブカンファレンスとしての可能性を検証
他地域で開催されているケースカンファレンスとの連携
デジタルコンテンツとして保存し,教育素材として活用
医療機関間でのコンサルテーションモデルの構築

【個人情報保護】発表・討論に際しては,決して個人が特定されることがないよう,発表者,カンファレンス参加者,視聴者に周知を徹底する.

平成22年9月1日 作成

2010/9/22 救急フォーラム 救急ケースカンファ”救急への誘い”@広島



9月22日19時より配信します.
http://www.ustream.tv/channel/medical-net

MEDICAL NET開始にあたって

情報通信技術が発達し,ひと昔はIT(information technology)と言っていたものがICT(Information and Communication Technology)とコミュニケーションが加わりました.

情報は様々なチャンネルから発信され,また取捨選択する能力が求められてきています.

これは,ブログ,twitter,YOUTUBE,USTREAMなど情報発信する技術が以前に比べ簡便になったことが大きな理由です.

今回,ケースカンファレンスをUSTREAMで中継しようと試みた理由は大きく二つあります.


まず第1に,カンファレンスに参加できる形態は,必ずしも現地に赴く必要はない.ということです.
これは,簡便な機材でカンファレンスを中継し,参加者はこれをインターネット経由で見ることができます.
そして,twitter等を用いて発言することで自分の意見,疑問を演者に投げかけることもできます.

リアルタイム性はなくなりますが,アーカイブすることで後々視聴することもできます.
 物理的な時間,空間を超えることができるということは大きなメリットです.

そして,次に医療従事者は情報を得るために学術集会や研究会に出席し,学会雑誌を購読していますが,そのすべてに接することは不可能です.
また,パブリックに出てこないけれども,知っておくべき内容の話はたくさんあります.

ゆくゆくは,各地で行われているケースカンファレンスや研究会,教育講演などをコンテンツとして配信していきたいと思います.