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2011年3月14日月曜日

急に目の前の方が体の不調を訴えたとき

@Beer_My_Loveさんによるまとめです.

1.急に目の前の方が体の不調を訴え始めました。重症になる場合、最初はほんの小さなサインで見過ごされることがあります。まずは不調を訴えた傷病者のサインを見逃さないようにしましょう

2. まず傷病者の肩などに手を触れて、声をかけて聞いてみます。「どうしました?」とやさしく聞いてみます。特に日本人は周りに心配をかけないように「大丈夫、問題ない」と返答をすることが多いのですが、決してそのまま流すことのないように注意してあげましょう

3.ま ずはどこが調子悪いのか聞いていきます。大切な場所、頭から。頭痛?胸痛?背中は?おなか?その他?顔色を診ます。次に額に手の甲を付けて体温が正常か診 ます。次に、指の爪がピンク色かどうか診ます。同時に爪を指で少し強く押し、離したときの白からピンク色への戻る時間を診ます

4. 爪を押して白からピンクに戻る時間は、3秒以内なら正常です。それよりも時間がかかるようであれば、循環状態に異常がある可能性があります。もしそのときに胸痛あれば心疾患の恐れもありますので、速やかに周りに助けを求め救急通報しましょう

5.胸痛がなくとも、循環動態に異常がある、または弱っている場合は、心臓への過剰な負担が発生していることも考えられるので、できる限り速やかに医師の診断を受けましょう

6. 救急隊の到着を待つ間や、様子を見ている間は、本人に確認し、できるだけ本人が楽な姿勢にしてあげてください。もし過呼吸になってしまった場合は、ゆったり と落ち着かせてあげるようにし、ストレスを取り除いてあげてください。紙袋等のペーパーバック法はあまり意味がありません

7.過 呼吸時の紙袋などを使ったペーパーバック法は臨床的には、呼気に充分な酸素が残っており、それを再度吸っても酸素濃度の抑制や過呼吸処置にあまり効果的で はないといわれています。但し、本人が望むようであれば安心させてあげるだけでも効果があると思いますので、否定せず用意しましょう

8.  過呼吸でない場合は、近くに酸素があれば本人に吸うかどうか聞いてみます。本人が望めば、提供します.

9.本人が楽な姿勢で安静にし、毛布など暖かいもので体を包み、手を軽く添えて付き添ってあげましょう。精神的に安心感が得られます。飲食はさせないでください。気道閉塞や嘔吐の原因になります。どうしても望む場合はほんの少しだけお水を口に含ませてあげる程度にしてください 

10.救急隊や医師が到着したときには、本人に変わって状況などできるだけ細かく伝えます。ここまでが私たちにできることです。いつ自分の体調が悪くなり、心細くなるかもしれません。勇気を持って声をかけ、付き添ってあげましょう 

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